初めて注文住宅で建てた家の満足度は、おおよそ8割程度と言われています。つまり、多くの人たちがなんらかの部分で後悔していて、もう少しうまくやれたのではないかと思っているということです。理想に近づくことができなかったり不満が残ってしまうのはリサーチが不足したためであり、流行りの形を安易に取り入れることでも失敗します。注文住宅は高額な買い物ですので、後悔しないようにできるだけ多くの情報を集めるべきです。
実際に建てた人たちの意見を参考にしつつ、失敗例にも目を通して同じような事象を起こさないようにチェックすることが大切です。注文住宅で建てた家自体は素晴らしいのに、住み心地に問題があるケースも見受けられます。このような問題が発生するのは理想ばかり追い求めてしまい、実際に住んだ時のことをシミュレーションできていないからです。その家で生活いているシーンを思い浮かべてみて、暮らしにくい点はないかを家族皆が考えるべきであり、特に生活動線を考慮したつくりにすることは忘れてはいけません。
特に家事動線は大事なポイントですので、家事をしやすい家になるように心がけましょう。施工会社の担当者との打ち合わせが少ないことも、失敗する要因の一つです。入念な打ち合わせをしているつもりでも、足りないと意思の疎通が十分にはかれておらず、最終的に仕上がった家がイメージと異なっていたというのは良くある話です。打ち合わせを繰り返し行い、伝えるべき要望は全て伝えてアドバイスをもらうことをお勧めします。