注文住宅を建てる時に、玄関は家に入った時に最初に目につく場所ですので、こだわって設計することが多いようです。家の顔ともいえる玄関ですが、自由度の高い注文住宅でも数多くの失敗談を耳にします。出入りをする場所という以外にも、靴や傘を置いたり、鍵をおけるようなスペースを設けているケースもあるため、整理整頓がしやすくすっきりとした印象になるように設計するのがお勧めです。収納に関しては家族みんなの分を収納しておけるようなスペースを確保し、出し入れが面倒でないことも条件となります。
玄関の収納では子どものベビーカーや外遊びのグッズを置いてく場所が必要になることもありますが、それも一時的なことです。子どもが大きくなったら別の用途に使用するとしても、一定のスペースを確保することは必要ですので、置いておく可能性のあるものを並べて、どの程度のスペースを用意すれば良いのかを考えましょう。収納できずにものがあふれてしまうと来客時に恥ずかしい思いをしますし、日常生活を送る上でも不便です。注文住宅なら収納スペースの広さを調整するのも簡単ですので、十分なスペースを確保するように設計します。
暗くなってから帰ってきた時には、ドアの近くに照明のスイッチがあった方が便利です。このような細かな部分はなかなか気づけませんが、既に建てた人たちの失敗例にもよく挙げられていますので、気を付けながら照明のスイッチの配置を考えることが大事です。