注文住宅で建築するなら、耐震性にもこだわりたい

注文住宅は、家族のライフスタイルに合わせた間取りや近隣には無い独自の外観デザインなど居住者だけでなく訪問者も魅了する魅力がありますが、家造りの自由度が高いだけに耐震性や断熱性など住宅本体の性能にもこだわりたいものです。日本は、日本海溝や伊豆小笠原海溝で太平洋プレートが北米プレートやフィリピン海プレートの下に沈み込み、フィリピン海プレートが南海トラフでユーラシアプレートの下に沈み込むサブダクションゾーンに位置しており、有感地震が1年間に1、000回から2、000回発生していると共に1、000年間に世界で発生したマグニチュード7以上の地震の10%が日本で発生している地震大国です。日本は、東京だけでなく大阪や名古屋などの大都市圏は比較的新しい沖積層の上に広がっており、地盤としては軟弱なので耐震性には特にこだわりたいものです。また、沖積層は、地下水脈の下の地層が非常に軟弱で地震の際には埋立地で無くても液状化が発生するので、地盤の不同沈下現象や地震時の液状化現象への対策が不可欠です。

耐震等級1は、震度6強から振動クラスの大きな地震でも即倒壊することはなく、家屋から外に逃げ出す時間が見込める人の命を守る事ができる必要最低限の耐震性です。しかし、耐震等級1は、倒壊しないだけで家屋に何らかの損傷が発生するリスクが高く、地震後にリフォームが必要です。耐震等級2は、耐震等級1の25%増の耐震性能があるとされ、震度6強から震度7クラスでも倒壊リスクが低く医療機関や教育機関の必要最低限の耐震性です。耐震等級2は、注文住宅に適用して際には地震保険の割引制度やフラット35の金利優遇を受ける事が出来ます。

耐震等級3は、震度7クラスでも損傷リスクが少ないとされていますが、注文住宅の場合には耐震等級2が性能とコストのバランスが良いとされています。

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